QCDの改善方法とは?
2025/01/05
QCDは「品質・コスト・納期」を示す言葉であり、製品製造の現場において重要な概念です。
常に改善を意識した運用が不可欠ですが、実際に改善を行う場合にはどのように進めればいいのでしょうか。
今回は、QCDの具体的な改善方法について紹介します。
QCDの改善方法
①現在の状況を把握する
QCDの改善を行うスタートは、現在の状況把握からです。
現状を詳しく把握しなければ、具体的な課題も見えてきません。
業務に携わる従業員全員から細かくヒアリングをしたり意見を募ったりなど、実態をできる限り正確につかむことが大切です。
②改善すべき点と改善案を探る
現状の把握ができたら、次に改善すべき点を見つけていきます。
品質やコストにかかわる課題など、QCDに沿って考えていくとわかりやすくなります。
必要に応じて数値データも参考にしながら課題を確認し、そのうえで各課題をどのように改善できるかも考えることが重要です。
③改善計画の立案と実施・見直し
課題と改善案が固まったら、実際に改善を成功させるための計画を立てていきます。
改善につながる各プロセスを、何をいつどのように行うのか、詳しく筋道を立てていきましょう。
また計画を実施しながら、常にプロセスが予定通りに進んでいるかチェックすることも必要です。
さらに、改善案や計画によって効果が表れているのかも検証することでより高品質な製品製造につながります。
まとめ
QCDの改善には、現状の把握から改善点や改善案の検討、改善計画の作成と実施を行い、見直しと検証まで行うことが大切です。
現状を把握したうえで問題点を洗い出し、解決へと道筋をつけることで具体的な改善につながるでしょう。
『布施光学株式会社』では、光学製品の製造において常に改善方法を模索しながら、質の高いものづくりを行っています。
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