DLCコーティングの用途

DLCコーティングは薄い炭素膜を表面に形成し、硬度や耐摩耗性を向上させる技術です。
幅広い分野で活用されていますが、詳しくご存じない方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、DLCコーティングの用途について紹介します。

DLCコーティングの用途

自動車部品

自動車部品では、エンジン内部やトランスミッション部品・ギア・外装などに用いられています。
部品の破損を防ぐだけでなく、摩耗を抑えることで燃費効率を高めることも可能です。

医療器具

DLCコーティングは、電気メスや医療用ピンセットなど、医療器具にも使われている技術です。
また、人体に対する影響が少ないことから、近年では人工心臓や人工血管への応用も進んでいます。

衛生用品

衛生用品では、カミソリやハサミといった刃物類にDLCコーティングが施されていることも多いです。
錆びにくくなる以外に、摩擦の低減や滑りの良さといった使用感の向上も期待できます。

機械部品

DLCコーティングは電子部品や軸受部品など、機械部品にも採用されている技術です。
キズや汚れの防止のほかに、耐久性向上にも役立ちます。

まとめ

DLCコーティングの用途として、自動車部品や医療器具・衛生用品・機械部品などが挙げられます。
硬度や耐摩耗性の向上といったメリットのほかに、人体に対する影響も少ないことから、さまざまな製品で役立つでしょう。
『布施光学株式会社』は、さまざまな光学製品の製造を行う会社です。
高品質なDLCコーティングにも対応していますので、お気軽にご相談ください。