コールドスラグの発生を防ぐ対策とは
2025/01/28
射出成形で発生するトラブルの一つに、コールドスラグがあります。
コールドスラグとは、樹脂の温度が下がってできる不純物のことです。
これにより不良品ができることがあるので、できるだけ発生を防ぐ必要があります。
そこで今回は、コールドスラグを防ぐ対策をご紹介しましょう。
コールドスラグの発生を防ぐ対策
コールドスラグウェルを設置する
コールドスラグの発生を防ぐには、金型にコールドスラグウェルを設置すると効果的です。
コールドスラグウェルは、コールドスラグの受け皿のような役割をもちます。
ここにコールドスラグを溜めることで、成形品への悪影響を防ぐことができるでしょう。
金型の温度を上げる
金型の温度が下がると、コールドスラグが発生しやすくなります。
金型の温度を上げることで、樹脂の温度が下がることを防げるため、コールドスラグが発生しにくくなるでしょう。
しかし温度を上げすぎると、成形品を冷やす際に影響ができます。
そのため、適切な温度に管理することが大切です。
射出速度を速くする
射出速度がゆっくりになると熱が奪われやすくなり、コールドスラグ発生の原因となります。
射出速度を速めることで、冷めにくくなるでしょう。
しかし、速すぎるのも不良につながるので、適切な速度に調整することが大切です。
まとめ
コールドスラグの発生を防ぐ対策として、以下のことが挙げられます。
・コールドスラグウェルを設置する
・金型の温度を上げる
・射出速度を速くする
コールドスラグを防ぐことで、品質の高い製品となるでしょう。
『布施光学株式会社』では、高い技術で品質の高い製品を製作します。
お客さまの要望を丁寧にお聞きし設計に着手しますので、安心してお任せください。